キャリアコンサルタントの資格制度
キャリアコンサルタントの資格制度が分かりにくいのでまとめました
◆厚生労働省
キャリアコンサルティングの旗振り役
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/career_consulting.html
◆特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会
試験の実施団体
https://www.career-cc.org
◆特定非営利活動法人日本キャリア開発協会
もう一つの試験実施団体
https://www.j-cda.jp/index.php
◆キャリアコンサルタント登録センター
試験に合格したらここでキャリアコンサルタントとして登録する
https://careerconsultant.mhlw.go.jp/p/request_info.html
◆キャリコンサーチ
全国のキャリアコンサルタントを検索することができる
https://careerconsultant.mhlw.go.jp/search/Matching/CareerSearchPage
◆一般財団法人ACCN
キャリアコンサルタントの職能団体
https://www.allccn.org
◆専門実践教育訓練について
キャリアコンサルタント試験は専門実践教育訓練対象です。
雇用保険に入っている方、入っていた方は養成機関で受けた教育訓練経費が最大70%返ってきます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku_shitei.html
◆キャリアコンサルティング技能士会
キャリアコンサルティング技能士とは「キャリアコンサルタント」の上位資格であり、「キャリアコンサルティング技能検定2級(熟練レベル)と「キャリアコンサルティング技能検定1級(指導レベル)の二つがある
https://www.cc-ginoushikai.org
特性・因子理論ってなに
職業指導の創始者、つまり起源であり原点の人の名を「パースンズ(Parsons)」という。
パーソンンズはなにを言ったかというと「人間には個人差があり、職業には職業差がある。両者をうまく合致することが良い職業選択や職業適応である」とのこと。
いまとなっては至極当たり前のことだと思えるが、この人が提言した時代(1909年)は
画期的だったのかもしれない。
もう少し詳しく言うと個人差があると言っても、例えば目の前の人が、どんなことに興味をもっていて、どんな希望をもっているかなんてわからない。
どんな人か一番よく知っているのはそう、自分自身なんだ。
自分自身がどんな適正があって、どんな能力があって、どんな資質があるか自分が自分を理解せよっていうこと。
その理解を助けるのがキャリアコンサルタントの仕事の一つといえる。
また、パーソンンズは様々な職業や仕事に関して、その仕事に求められる資質や、成功の条件、有利な点と不利な点、報酬、就職の機会、将来性などなど・・これらはキャリアコンサルタントでもある程度知識はあるので、相談者に提供できる。
相談者はキャリアコンサルタントの助けを借りながら自分自身を理解し、職業や仕事の諸条件の知識を得ることによって、より自分にあった職業が選択できるというわけだね。
キャリアとは
キャリアは2つの意味がある
Career「経歴」「職歴」
Carrier「物・情報・人」を「運ぶ」
より分かりやすく言うと
1.自分の役割を果たして活動すること、つまり「働くこと」を通して人や社会にか
かわることになり、そのかかわり方の違いが「自分らしい生き方」となっていく
2.人が生涯の中で様々な役割を果たす過程で、自らの役割の価値や自分と役割の関係
で見出していく連なりや積み重ねが、「キャリア」の意味するところ
3.子ども・若者の発達の段階や発達課題の達成と深く関わりながら段階をおって発達
していく
4.社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現していく過程を
「キャリア発達」という
つまり、人という動物は「働くこと」を通して自分の役割の価値や、自分らしい生き方を見出していくものであり、それは発達課題の達成と深くかかわりながら段階をおって発達していくのです。
そしてキャリアコンサルタントは「自分らしい生き方」や「発達課題」の援助を行う人だといえます。